2006年5月 7日 (日)

肘掛けのディスタンス

あのシッカリと7人分に分かれた電車の座席が嫌い。
座席がすべて埋まるわけでもなく、だからといってガラ空きでもない時間帯、
僕は電車に乗るためにホームで待つ。電車が来る。ドアが開く。乗り込む。
愕然とする。

端と真ん中(ここでは7人用だから、右もしくは左から3番目)の席に人を確認。
なんてこった、確実に誰かの“直隣”に座らなくてはならんのだ。

そもそも電車の座席ってのは隣接する人との距離が恐ろしく近い。
日常生活であんなに他人と密着して座る機会なんてそうあるもんじゃない。
もう触れちゃってるんだからパーソナルスペース(@エドワード・ホール)の限界点45cmを
軽々と突き破って恋人達のディスタンスなわけですよ。
映画館だって両隣の間には肘掛けってのがあるもんだ。あるもんだよ。
ジュースだって置けるんだ。アメリカ気取りでポップコーンだってやぶさかじゃない。
でも、右の肘掛けに置くか、左の肘掛けに置くかで悩んでしまうことはあるけどね。

閑話休題。
とにかく空いてることだし座りたいわけだ。若者だけど。ワ・カ・モ・ノだけど(再)。
でも、ここでどこに座るべきか悩むんだな。
見回してみると、シロガネーゼやら、CanCanガールやら、マクハリーゼ達がいるわけ。
そのオーラの強さったら頭からかぶった香水のごとくキツク鼻孔を刺激して涙がでるの。
座れるものなら隣に座ってみなさい的な。小僧! お前に(@美輪様)的な。
となると、当初僕が持っていたはずの席を選ぶ権利がものの見事に奪われて、
選ばれる立場に置換されてしまうのね。

で、敗北。
気付けばシートの分かれ目に座ってしまう自分がいるわけ。
2人分が連続して空いた席の中央部分ね。
これ、非常に居心地が悪いわけ。心もお尻も。
情けない。
シートに仕切りがなければ、混雑するにしたがって徐々に間を詰めたり
拡げたりして調整できるってもんなんだけどなぁ。

泉麻人「地下鉄の友」(講談社文庫)を読んで、そんなことを思った夜でした。


  - タイトル -       2006/5/1撮影 2作目は縦位置の調整をしたくて
『Park#1』   「ブランコの揺れる距離」ってなんかいいですね。
Park_01_1

★今日のBGM  bonobos「LOVERS ROCK」

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